大型樹脂加工

大物樹脂加工にノウハウ

弊社はこれまで主にOA機器の複雑で凹凸の多い形状のモデルの製作を多くさせて頂いてきました。一体ですべて削り出しで製作をさせて頂くこともありますが、形状が複雑な部品だと、加工時にヒビや割れなどが発生したり、精度が出なかったりすることがあります。

そういった場合には、一体のモデルをいくつかに分割をして加工し、加工後に接着して組み立てて一つの試作モデルを製作することで、精度を出す「分割切削加工」という手法で対応しています。

お客様からは一体になった図面をお送りいただければ、分割する個数や、分割箇所の設計などは弊社で図面を引き直しますので、複雑形状で加工不可と断られた案件でも、一度ご相談頂ければと思います。

大物樹脂の分割加工設計

まずは頂いた図面を元に、一体のモデルをいくつかのパーツに分け設計しなおします。どこで分割をするか、また分割したところの強度を保つために接着部分の形状など、これまでに蓄積されたノウハウから設計をします。似たような部品が出る場合は、間違って別の場所に組み立てられないように、少し形状を変えて設計をします。

各パーツの製作

作成した図面を元に、各パーツの製作をします。各パーツを別々の機械で加工することも多いので、一体で加工するよりも早く仕上がります。

組立て

接着材を使用し、各部品をパズルのように組み立てます。強度的に問題のある場合は、ビスを打つなどをして、強度を補填します。

分割切削加工の利点

1、加工困難なモデルの製作が可能・・・一体の削り出しでは不可能な形状でも、分割することで加工可能になります

2、納期の短縮・・・分割した各部品を別々の機械で加工することもできるので、最終的な納期短縮につながります

3、精度向上・・・各部品を切削加工する際に、無理のないように設計しますので、反りの発生が少なく、精度向上につながります

PAGE TOP